
未来の食卓
監督:ジャン=ポール・ジョー
プロデューサー:ベアトリス・カムラ・ジョー
出演:エドゥアール・ショーレ、ベリコ・ルッガス
制作:J+B SEQUENCES
音楽:ガブリエル・ヤレド
【イントロダクション】
食卓から始まった小さな奇跡が、人々の幸せを紡いでいく
南フランス・バルジャック村の1年間を描きオーガニックブームを巻き起こしたドキュメンタリー!!
美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。ショーレ村長は子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦しました。大人たちは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政でまかなえるのか」と戸惑っていましたが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作りを通して自然の味を覚えた子供たちに巻き込まれ、小さな村は少しずつ変化していきます。(でも、すべての子供が野菜好きになるには、時間がかかります。フライドポテトが大好きな低学年のフィリップは、まだ抵抗しています!!)
【勝手な感想】
主にヨーロッパの食が瀕している危機とそれへの1つの答えを提起しているドキュメンタリー映画です。
映画では南フランスにあるバルジャック村の村長が『学校給食と高齢者への宅配給食をオーガニックにする』と決めてからの1年間の密着が描かれています。
映画の中で紹介される食べ物の事実(添加されている化学物質の量の多いこと!)にゾッとしてしまいます。
特に日本ではフランス産だとかフランス直送だとか書かれていると高級だとか美味しいというイメージが定着しているような気がしますが、この映画を見るとそういった認識は改めなくちゃいけないと痛感させられます。
今では改善の方向に向かっているようですがフランスの農業に携わる人の発ガン率の高さ。その理由の1つであろう農薬を使う量の多さ。
あるブドウ農園の人の自分も母も乳がん。夫も病気。子供は白血病。そんな話を聞くと、そんなに農薬を添加されたブドウで作ったフランスワインを有難がって飲むことに疑問を感じてしまいます。
映画自体は強いメッセージがあるのですが、起承転結があるわけでもなく、食に対して強い関心があれば真剣に見れますが、そうじゃないと眠くなってしまうかも・・・(前編を通じでスクリーンに映し出される南
フランスの風景が美しくて、なんだか眠くなってしまうの)
オーガニックは体にいい。
誰だってそんなことは知っています。
でも高い。
そりゃそうですよね。農薬を使わない分、虫食いや病気で生産量も低くなるでしょうし、見た目もキレイじゃなかったりします。
農家には農家の苦悩。
(野菜の生産高やオーガニックの野菜を流通させる苦労)
家庭には家庭の苦悩。
(オーガニック野菜の高さや入手のしずらさ、過剰に美味しく味付けられている食べ物になれてしまっているとオーガニックの食べ物が味気なく感じてしまう)
答えは単純なのに、それを実現しようと思うと道筋は山あり谷ありで気持ちがドーンと下がってしまうのですが、この映画は1つの答えを見せてくれます。
1つ1つの家庭が変わると。集団が変わる。地域が変わる。それがやがて国を巻き込んで変わってゆけるかもしれない。
そんな希望が見えてきます。
子供がいる人。これから母になる人。そんな全ての人に見てもらいたい映画でした。

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